ウクライナ軍、ロシア海軍の重要拠点を攻撃、夜間の「電撃戦」で港湾インフラ破壊
ロシア当局によると、ノボロシースクを含むクラスノダール地方に数百機のウクライナ製ドローン機が飛来した。
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ウクライナ軍は12日未明、ロシア南部クラスノダール地方の黒海沿岸にあるノボロシースクの海軍拠点を対艦ミサイルや無人機で攻撃した。ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は同日、今回の攻撃を「電撃戦」と位置づけ、ロシア黒海艦隊の防空施設や埠頭、港湾インフラなどを攻撃したと明らかにした。ノボロシースクはウクライナ軍によるクリミア半島セバストポリへの攻撃が相次いだことで、ロシアが艦艇の多くを移転させてきた重要拠点である。
ロシア当局によると、ノボロシースクを含むクラスノダール地方に数百機のウクライナ製ドローン機が飛来した。ロシア国防省は500機以上を撃墜したと発表した一方、同地方当局は8歳の子どもを含む3人が死亡し、24人が負傷したと明らかにした。住宅数十棟が被害を受け、撃墜された無人機の破片が4カ所の工業施設に落下したという。
攻撃は軍事施設だけでなく、黒海沿岸の物流にも影響を及ぼした。ノボロシースクにある3カ所の穀物ターミナルのうち2カ所が損傷し、1カ所では操業が停止したとロシア紙が報じた。同港はロシアの主要な穀物輸出拠点であると同時に、石油関連施設が集まる重要なエネルギー拠点でもある。石油ターミナルが被害を受けたとの情報はない。
ウクライナはロシアの軍事侵攻が続く中、空中・海上ドローンを活用してロシア黒海艦隊への攻撃を重ねてきた。ロシア艦艇の活動範囲を狭めることは、ウクライナ側にとって戦争における主要な成果の一つとなっている。
今回の攻撃はロシアの海軍力だけでなく穀物輸出などの重要インフラにも打撃を与え、戦線から離れた後方地域の安全確保をロシア側に迫るものとなった。
