アルバニア首都でクシュナー氏関連の沿岸開発に抗議、デモ100日超、参加者と警察が衝突
抗議デモは開始から100日を超え、議会が夏季休会を終えて再開した日に合わせて大規模集会が行われた。
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アルバニアの首都ティラナで8日、トランプ(Donald Trump)米大統領の娘婿であるクシュナー(Charles Kushner)氏と関連する高級リゾート開発に反対するデモの参加者が警察と衝突し、緊張が高まった。
抗議デモは開始から100日を超え、議会が夏季休会を終えて再開した日に合わせて大規模集会が行われた。AP通信によると、参加者の一部が議会周辺に設置された警察の規制線を突破しようとし、警察官に卵やトマト、ペットボトルなどを投げつけた。
議員を乗せた車にも群衆からペットボトルが投げられ、警察が議員の出入りを警護する事態となった。複数の抗議者が拘束されたと伝えられている。
抗議の焦点となっているのは、アドリア海沿岸やサザン島周辺で計画されている高級リゾート開発だ。クシュナー氏との関連が指摘されるこの計画について、反対派は自然環境への深刻な影響を懸念するとともに、これまで市民が利用してきた海岸へのアクセスが制限される可能性があると批判している。
フラミンゴを描いたプラカードが目立つことから、運動は「フラミンゴ革命」とも呼ばれている。
クシュナー氏の計画への関与について、アルバニア政府は詳細を明らかにしていない。一方、トランプ氏の娘イバンカ(Ivanka Trump)氏は家族が関与する事業として計画を紹介し、「素晴らしいプロジェクト」と評価している。ラマ(Edi Rama)首相は開発を強く支持し、長年の共産主義体制による孤立を経験したアルバニアの近代化や経済発展につながる投資だと主張している。
一方、抗議運動は当初の環境問題や開発計画への反対から、ラマ政権そのものへの批判へと広がっている。参加者は政府が市民の声に耳を傾けていないと訴え、政治的な変化を求めている。若者の生活が苦しくなっていることや、政府への不信感も抗議の背景にあるという。
今回の衝突は沿岸開発をめぐる環境問題が、長期政権への不満や政治改革を求める運動と結びつき、大きな政治問題に発展していることを示している。
