ドイツ東部で車が歩行者の列に突っ込む、2人死亡、負傷者多数
事件は4日の午後5時ごろ、市中心部の商業地区へと続く通りで発生した。
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ドイツ東部ライプツィヒ中心部で4日夕方、乗用車が歩行者の列に突っ込み、少なくとも2人が死亡、複数人が負傷した。地元当局が明らかにした。運転手は現行犯逮捕され、警察が経緯や動機の解明を進めている。
事件は4日の午後5時ごろ、市中心部の商業地区へと続く通りで発生した。買い物客などでにぎわう歩行者エリアに車両が進入し、複数の人々をはねた。消防当局によると、2人が死亡したほか、少なくとも2人が重傷を負い病院に搬送された。さらに約20人が何らかの影響を受けたとされるが、正確な負傷者数は明らかになっていない。
現場ではフロント部分が大きく損傷した車両が確認され、救急隊や警察が多数出動して対応に当たった。目撃者によると、現場は一時騒然となり、負傷者の救護活動が急ピッチで行われた。SNSで拡散した動画には、人々が逃げ惑う様子が映っていた。
警察の説明では、運転していた人物は自ら車を停止させ、その場で身柄を確保された。市当局はX(旧ツイッター)への投稿で、「状況は制御下にあり、さらなる危険はない」と説明している。警察は運転手の身元と認否を明らかにしていない。
ライプツィヒはベルリン南西に位置する東部有数の都市、人口は約63万人。歴史建造物が立ち並ぶ商業都市として知られ、中心部は観光客や買い物客で常ににぎわう地域である。そのような場所で発生した今回の事件は、市民に大きな衝撃を与えている。
ドイツでは近年、車両が群衆に突入する事件が相次いでおり、治安や公共空間の安全対策が課題となっている。過去にはマンハイムやミュンヘンなどでも同様の事件が発生した。
今回の事案についても、故意による襲撃なのか事故なのかは現時点で明らかになっておらず、警察は運転者の行動履歴の確認を進めるとともに、現場周辺の映像解析や目撃証言の収集を行っている。事件の全容解明にはなお時間を要するとみられる。
市当局は犠牲者への哀悼の意を表するとともに、市民に対して冷静な対応を呼びかけた。欧州各地で類似の事案が発生している中、今回の事件は都市部における安全確保の難しさを改めて浮き彫りにした形だ。
