◎米国はイランの支援を受けるヒズボラをテロ組織に指定し、複数の高官や関係者に制裁を科してきた。
レバノン、イスラム教シーア派組織ヒズボラの支持者たち(Getty Images)

米司法省は11日、レバノンイスラム教シーア派組織「ヒズボラ」の制裁対象者・企業・団体が使用していた13のウェブサイトドメインを押収したと発表した。

米国はイランの支援を受けるヒズボラをテロ組織に指定し、複数の高官や関係者に制裁を科してきた。

同省によると、今回摘発したウェブサイトにはヒズボラが運営するテレビ局や幹部のホームページなどが含まれるという。

これらのウェブサイトには一切アクセスできず、「米司法省がドメインを取得した」という文字だけが表示される。

連邦捜査局(FBI)は声明で、「今回の摘発はテロリストとその関係者が米国の法律に違反した場合、その責任を問われることを意味する」と述べている。

またFBIは「国際的なパートナーと協力して、ヒズボラの悪質な活動の推進に関与する個人・団体をひとつ残らず探し出す」と警告した。

レバノンのメディアによると、ヒズボラはこの件に関する声明を出していない。

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