イランがホルムズ海峡のタンカー2隻を攻撃、乗組員1人死亡、8人重軽傷=UAE
UAE政府は今回の攻撃を「国際法違反」と非難し、自国の主権と安全保障を守るため、必要な措置を講じる権利があると強調した。
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アラブ首長国連邦(UAE)政府は13日、ホルムズ海峡南側のオマーン領海を航行していたUAE籍の石油タンカー2隻がイランの巡航ミサイルによる攻撃を受け、乗組員1人が死亡、8人が負傷したと発表した。UAE政府は今回の攻撃を「国際法違反」と非難し、自国の主権と安全保障を守るため、必要な措置を講じる権利があると強調した。
攻撃を受けた2隻はいずれもUAEの国営船舶で、ホルムズ海峡の南側航路を航行中だった。ミサイル着弾後、船内では火災が発生したものの、乗組員らの消火活動により延焼は抑えられたという。死亡したのはインド人船員1人で、負傷者8人のうち4人は重傷と伝えられている。
今回の攻撃は、中東地域で続く米国とイランの軍事的緊張が一段と高まる中で発生した。米軍は同日まで3夜連続でイラン国内の軍事目標に対する攻撃を実施、イラン側も米国や同盟国への報復姿勢を強めている。ホルムズ海峡周辺では商船への攻撃や航行妨害が相次ぎ、世界のエネルギー輸送に対する懸念が高まっている。
ホルムズ海峡は世界の海上原油・液化天然ガス(LNG)輸送の要衝であり、安全保障上の重要性は極めて高い。今回の攻撃は商船を直接標的としたもので、地域情勢のさらなる不安定化だけでなく、世界のエネルギー市場にも大きな影響を及ぼす可能性がある。
UAE政府は、商船への攻撃は国際法と航行の自由を著しく侵害する行為であり、国際社会に対して責任ある対応を求めた。一方、イラン側はこの攻撃についてコメントを出していない。
