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トルコ、サウジへの防衛支援を検討、フィダン外相「攻撃作戦には参加せず」

トルコ、サウジ、パキスタンの3カ国は8月、「メッカ共同防衛協定」に署名した。
イエメン、首都サヌア、親イラン武装組織フーシの戦闘員(Getty Images)

トルコのフィダン(Hakan Fidan)外相は8日、イエメンの親イラン武装組織フーシ派による攻撃を受けるサウジアラビアについて、防衛面でどのような支援が可能か検討していると明らかにした。一方、トルコ軍が他国の領土に入り、攻撃作戦を実施することはないと明言した。

トルコ、サウジ、パキスタンの3カ国は8月、「メッカ共同防衛協定」に署名した。同協定では、加盟国の一つに対する武力攻撃を全加盟国への攻撃とみなし、共同防衛につなげる枠組みを定めている。3カ国はフーシ派によるサウジへの攻撃を受け、政治・軍事協議を重ねてきた。

3カ国は6日、共同防衛の約束を直ちに実施し、サウジ国内への軍事力や能力の「迅速な展開」を確保することで合意した。これを受け、トルコ当局はサウジ側の防衛需要を確認し、トルコとパキスタンがどのような能力を提供できるかを検討している。候補には防空、電子戦、技術支援などが含まれる。

フィダン氏は声明で、協定はあくまで防御を目的としたものであり、攻撃的な性格を持たないと強調した。イエメンではサウジ連合軍が支援する政府軍がフーシ派と戦闘を続けているが、トルコはその戦闘に攻撃部隊を送り込むのではなく、サウジ領内の防衛を支援する方針を示した。

フィダン氏によると、現段階ではサウジに対して主に防御・技術面の支援を行っている。ただし、共同防衛協定はトルコ議会による正式な批准をまだ受けておらず、現在の支援は主として二国間の枠組みで進められている。フィダン氏は声明の中で、議会承認に向けた準備はほぼ完了しており、できるだけ早く提出する考えを示した。

トルコはNATO加盟国で、大規模な軍事力と防衛産業を持つ。サウジへの支援を巡っては、紅海の航行安全を確保するサウジ主導の連合への参加にも同意しており、今回の防衛協定が中東情勢にどう影響するかが注目される。

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