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シリア中部でバス同士が衝突、35人死亡、30人負傷

内務省によると、事故が発生したのはデリゾールとダマスカスを結ぶ砂漠地帯の幹線道路。内務省のバスには治安部隊の隊員が乗車し、民間バスには一般の乗客が乗っていた。
シリア、全焼したバス(Getty Images)

シリア中部で25日、旅客バス同士が衝突する事故が発生し、少なくとも35人が死亡、30人が負傷した。事故は東部デリゾールと首都ダマスカスを結ぶ幹線道路で発生、内務省傘下の治安部隊員を乗せたバスと民間の旅客バスが衝突した。保健省が国営シリア・アラブ通信(SANA)を通じて被害状況を明らかにしたもので、近年の同国における交通事故としては最悪級の被害となった。

内務省によると、事故が発生したのはデリゾールとダマスカスを結ぶ砂漠地帯の幹線道路。内務省のバスには治安部隊の隊員が乗車し、民間バスには一般の乗客が乗っていた。

現場には救急隊や消防隊に加え、軍のヘリコプターも投入され、負傷者の搬送や救助活動が行われた。複数の負傷者が意識不明の重体とされ、当局は死者数がに増える可能性があるとしている。保健当局は周辺の病院に対し、負傷者の受け入れ体制を強化するよう指示した。

警察が事故原因を調査中、運転手の安否は明らかになっていない。当局は現場検証を進めるとともに、関係者から話しを聴き、衝突に至った経緯を詳しく調べている。

シリアでは長年にわたる内戦で道路や橋梁などの交通インフラが大きな被害を受けたほか、車両の老朽化や整備不足も深刻な課題となっている。さらに、主要幹線道路では大型車両や長距離バスの往来が多い一方、整備が十分ではない区間も少なくない。このため重大事故が繰り返し発生しており、交通安全対策の強化が求められている。

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