オマーン沖を航行中の原油タンカーが爆発、ケガ人なし、原因不明
イギリス海軍傘下の英国海運貿易オペレーション(UKMTO)によると、爆発は船体左舷の喫水線近くで発生、乗組員にケガはなく、船体も航行可能な状態を維持している。
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中東・オマーン沖のホルムズ海峡付近で26日、ギリシャ系海運会社が運航する大型原油タンカー「オリンピック・ライフ」が外部からの爆発に見舞われた。イギリス海軍傘下の英国海運貿易オペレーション(UKMTO)によると、爆発は船体左舷の喫水線近くで発生、乗組員にケガはなく、船体も航行可能な状態を維持している。
事故が起きたのは、オマーンの首都マスカットから約60カイリ沖合。タンカーは当時、貨物を積んでおらず、オマーン湾からホルムズ海峡を抜ける航路を航行していた。船舶追跡データによると、船は通常航行中だったとみられる。
UKMTOはタンカーが「未確認の物体」によって攻撃を受けた可能性があると説明した。爆発により燃料タンクの一部が損傷し、重油が海面に流出したものの、流出量は限定的で、すでに封じ込め作業が完了したとしている。現時点で爆発原因は不明で、関係当局が調査を進めている。
ホルムズ海峡は世界の原油輸送の要衝であり、2月末以降の米イラン戦争を背景に、商船やタンカーを狙った攻撃や不審事案が相次いでいる。今年3月にもクウェート沖でタンカーが正体不明の爆発に見舞われた。イランはこの爆発への関与を否定している。
オリンピック・ライフはギリシャの海運大手が所有する超大型原油タンカー(VLCC)。今回の事件を受け、海運各社はホルムズ海峡周辺を航行する船舶に対し、安全確保を徹底するよう注意を呼び掛けている。
