◎14人はメッカの南東約20キロに位置する聖なる丘で体調を崩し、病院に搬送された。
2024年6月15日/サウジアラビア、イスラム教の聖地メッカ、聖なる丘の近くに設置された休憩所(Amr Nabil/AP通信)

イスラム教の聖地メッカへの大巡礼「ハッジ」に参加したヨルダン人14人が聖なる丘近くで体調を崩し、その後死亡した。ヨルダンの国営メディアが16日に報じた。

それによると、14人はメッカの南東約20キロに位置する聖なる丘で体調を崩し、病院に搬送されたという。

国営メディアは関係者の話しとして、「亡くなったのは50~80代の男性14人。死因は判明していないが、熱中症の症状が確認された」と伝えている。

気象台によると、メッカの15日と16日の最高気温は45度、湿度は20%前後。最低気温も30度前後であった。

ハッジはイスラム教徒にとって、「一生に一度は行わなければならない人生の義務」である。

巡礼者たちは1400年前に預言者ムハンマドが歩いた道を数日かけて巡礼し、神に近づくことを目的とする儀式を行う。

サウジ当局は今年の巡礼者を183万人超と発表。昨年の184万人とほぼ同じ水準であった。

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