◎シリア軍関係者によると、地中海上空を飛行していたイスラエル空軍の戦闘機がミサイルを発射したという。
シリア、イスラエル軍のミサイル攻撃(Getty Images)

国営シリア・アラブ通信(SANA)は19日、イスラエル軍のミサイルがシリア中部と沿岸部に着弾し、兵士少なくとも4人が死亡、1人が負傷したと報じた。

シリア軍関係者によると、地中海上空を飛行していたイスラエル空軍の戦闘機がミサイルを発射したという。

SANAは関係者の話を引用し、「シリア軍はミサイルの一部を撃墜した」と報じている。

イギリスに本拠を置くNGO「シリア人権監視団」も空爆があったことを確認している。それによると、北西部ラタキア県と中部ホムス県で爆発音が聞こえたという。それ以上の詳細は不明。

イスラエルはアサド(Bashar al-Assad)大統領の支配下に置かれている地域を数百回空爆してきたが、作戦を実行したと認めたことはほとんどない。

しかし、イスラエル軍はアサド政権と密接に連携しているレバノンのイスラム過激派組織ヒズボラや、イランとつながりのある複数の民兵を攻撃していることはおおむね認めている。

イスラエル軍は先週、中部ホムス県にある空軍基地を空爆した。SANAによると、この攻撃で兵士2人が死亡、3人が負傷したという。

首都ダマスカスの国際空港と郊外の軍事拠点付近に対する9月の空爆では兵士少なくとも5人が死亡している。

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