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イスラエル軍がレバノン南部を空爆、救急隊員ら6人死亡

SNS上で公開された映像には、道路脇で負傷者を手当てしていた救急隊員の近くに救急車が到着した直後、大きな爆発が起きる様子が映っている。
2026年3月9日/レバノン南部、イスラエル軍の空爆(ロイター通信)
イスラエル軍によるレバノン南部への空爆で少なくとも6人の救急隊員が死亡した。レバノン保健省が22日に明らかにしたもので、現場で負傷者の救助活動中に当たっていた隊員が攻撃を受けたとみられる。

保健省によると、攻撃はイスラエル国境に近い南部の住宅地で発生。救急車両や医療関係者が攻撃対象となった。SNS上で公開された映像には、道路脇で負傷者を手当てしていた救急隊員の近くに救急車が到着した直後、大きな爆発が起きる様子が映っている。

この空爆で救急隊員2人に加え、シリア人の子どもを含む計6人が死亡した。同地域では数日前にも空爆があり、14人が死亡している。4月に停戦が成立して以降では最悪規模の被害とされ、住民の間では不安と怒りが高まっている。

イスラエル軍は声明で、攻撃対象は親イラン武装組織ヒズボラの関連施設であると説明し、民間人被害を最小限に抑える措置を取ったとしている。しかし、レバノン側は医療機関や救急活動への攻撃が繰り返されていると反発している。世界保健機関(WHO)によると、レバノン南部の複数の病院が攻撃対象となり、一部は閉鎖に追い込まれている。

レバノン保健省の統計では、3月以降の戦闘で死亡した人は3100人を超え、その中には123人の医療従事者が含まれる。子どもや女性も多数含まれ、停戦合意後も戦闘が収束していない現状が浮き彫りとなっている。

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