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イスラエル軍、パレスチナ・ガザ地区の複数カ所を空爆、10人死亡

保健当局によると、イスラエル軍機は地区内の集合住宅4棟を標的に空爆を実施し、それぞれの建物で死傷者が発生した。
2025年3月17日/パレスチナ自治区、ガザ地区南部、イスラエル軍の空爆(AP通信)

パレスチナ・ガザ地区で4日、イスラエル軍による空爆が相次ぎ、少なくとも10人が死亡した。地元の医療関係者が明らかにした。攻撃は夜明け前から住宅地を中心に行われ、複数の民間人が巻き込まれたとみられる。複数の負傷者が病院に搬送された。

保健当局によると、イスラエル軍機は地区内の集合住宅4棟を標的に空爆を実施し、それぞれの建物で死傷者が発生した。このうち1つの住宅では一家5人が死亡した。また別の攻撃でも複数の住民が巻き込まれ、全体の死者は少なくとも9人、負傷者は15人に上ると報告されている。

さらにイスラエル軍は北部ガザ市でも別の空爆を実施し、少なくとも1人が死亡したほか複数が負傷した。イスラエル軍はこれらの攻撃についてコメントを出していない。現地では救急隊や住民が瓦礫の下敷きになった住民の捜索を続けている。

今回の攻撃はイスラエルとイスラム組織ハマスとの停戦が続く中で行われた。戦闘は2023年10月にハマスがイスラエル南部を攻撃したことを契機に本格化した。その後、近隣諸国や米国の仲介による停戦が成立したものの、散発的な攻撃が継続している。

停戦下でも暴力が続く状況の中、ガザではこれまでに8万人以上が死亡、民間人被害の拡大が国際的な懸念となっている。一方イスラエル側は、ハマスなど武装勢力の拠点を標的とした攻撃であると主張し、軍事作戦の正当性を強調している。

現地では食料や医療物資の不足も深刻化し、避難民キャンプでは生活環境の悪化が続いている。国際機関は民間人保護の徹底と即時停戦を繰り返し求めているものの、対立が解消する見通しは立っていない。

今回の空爆は恒久的な停戦に向けた交渉が行き詰まる中で発生し、地域の緊張が一層高まっている。ガザ情勢はイラン戦争にも影響を与えており、今後も衝突が続く可能性が高いとみられている。

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