SHARE:

イスラエル軍、ガザ市中心部を空爆、2人死亡

イスラエル軍は今回の空爆についてコメントを出していない。
2025年1月20日/パレスチナ自治区、ガザ地区南部(Getty Images/AFP通信)

パレスチナ・ガザ地区北部のガザ市中心部で5日、イスラエル軍による空爆があり、地元の医療関係者によると少なくとも2人が死亡、複数人が負傷した。攻撃は市中心部の通りで行われたと伝えられている。

イスラエル軍は今回の空爆についてコメントを出していない。一方、イスラエル側は2025年10月に米国の仲介でイスラム組織ハマスとの停戦が成立して以降も、ガザ地区で駐留部隊に脅威を与える武装勢力や、2023年10月のイスラエル襲撃に関与した戦闘員を標的とする作戦を継続しているとの立場を示している。

これに対し、ハマスはイスラエルによる継続的な軍事行動が停戦合意に違反していると非難してきた。一方、トランプ米政権が任命したガザ和平担当特使のムラデノフ(Nickolay Mladenov)氏は停戦発効後もイスラエルとハマスの双方が合意内容に違反する行為を行っているとの認識を示している。

現在、双方は停戦合意の第2段階の実施を巡り、仲介国を通じた間接交渉を続けている。協議ではハマスの武装解除やイスラエル軍のガザ地区からの撤退が主要な議題となっているが、双方の隔たりは大きく、膠着状態が続いている。

停戦発効から約8か月が経過したものの、ガザ地区では散発的な空爆や軍事作戦が続いている。双方が公表した統計によると、この期間にガザ地区では民間人を含む1060人のパレスチナ人が死亡、イスラエル側でも兵士4人が死亡した。なお、ハマスは戦闘員の死者数を公表していない。

停戦が維持されながらも武力衝突が繰り返される状況は、恒久的な和平の実現がなお遠いことを浮き彫りにしている。民間人への被害が続く中、停戦合意を完全に履行し、人道状況を改善するための外交努力が改めて問われている。

この記事が気に入ったら
フォローしよう
最新情報をお届けします