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イスラエル軍、ガザ全域を空爆、9人死亡、アルジャジーラの記者も犠牲に

2023年10月に始まった戦争では、イスラエル側で約1200人、ガザでは7万5000人を超える死者が報告されている。
2024年11月9日/パレスチナ自治区、ガザ地区北部の通り(Getty Images/AFP通信)

パレスチナ・ガザ地区で20日、イスラエル軍による空爆や銃撃により少なくとも9人が死亡した。死者には子どもや報道関係者が含まれており、停戦発効後も続く軍事行動に対する懸念が高まっている。パレスチナの医療関係者が明らかにした。

カタールの衛星テレビ局アルジャジーラによると、ガザ市内の集合住宅が空爆を受け、女性2人と子ども1人を含む4人が死亡した。建物の一部が崩れ、複数の住民が負傷したという。また北部ベイトラヒヤでは女性1人がイスラエル兵の銃撃で死亡した。さらに南部ハンユニスでも空爆があり、少なくとも1人が死亡、8人が負傷した。

同日夜には中部にある難民キャンプでも空爆が行われ、3人が死亡した。この中にはアルジャジーラの記者が含まれていた。アルジャジーラは声明でイスラエルを非難した。一方、イスラエル軍はこの記者について、イスラム組織ハマスの戦闘員および狙撃手として活動していたと主張しているが、証拠は公表していない。

イスラエル軍は個別の攻撃について詳細な説明を行っていないが、一部の攻撃についてはハマスを含む武装勢力の関係者を標的にしたとしている。軍はこれまで、一連の作戦について、ハマスなど武装勢力への対処が目的であるとの立場を示してきた。

ガザでは2025年10月に米国などの仲介で停戦が成立し、大規模な地上戦は終息した。しかし、停戦後も散発的な空爆や銃撃が続き、ガザ保健当局によると、停戦発効後に1000人以上のパレスチナ人が死亡している。一方、同期間中には武装勢力による攻撃でイスラエル兵4人が死亡したとされる。

停戦の次段階を巡っては、エジプトやカタール、米国などの仲介による協議が続いているものの、恒久的な和平実現への道筋は見えていない。イスラエルはハマスの武装解除と将来の統治からの排除を求めているのに対し、ハマスはパレスチナ国家樹立に向けた政治的進展がなければ武装解除には応じられないとの立場を維持している。

2023年10月に始まった戦争では、イスラエル側で約1200人、ガザでは7万5000人を超える死者が報告されている。停戦後も民間人の犠牲が相次ぐ中、国際社会からは双方に対して停戦履行と恒久的な政治解決を求める声が強まっている。

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