◎3人はヨルダン川西岸地区に本拠を置く原理主義組織アル・アクサ殉教者旅団のメンバーで、3人とも車内で死亡していた。
2022年2月8日/パレスチナ、ヨルダン川西岸の都市ナブルスで開催された合同葬儀(Majdi Mohammed/AP通信)

2月8日、イスラエルはヨルダン川西岸地区の都市ナブルスで過激派組織の構成員3人を殺害したと発表した。

パレスチナの政党ファタハの軍事当局は8日、死亡した3人がファタハのメンバーであることを確認したと述べ、「イスラエルは卑劣な方法で3人を暗殺した」と非難した。

イスラエルの治安機関シン・ベットは、「3人は戦闘中に死亡した」と発表していたが、その後の調査で3人はアサルトライフルを所持していたものの、発砲していなかったことが分かった。

イスラエル警察は8日の声明で、「3人はナブルス市内で潜入捜査にあたっていた当局の捜査員に射殺された」と発表した。

昨年9月には、ヨルダン川西岸地区に対するイスラエルの軍事作戦で5人のパレスチナ人が死亡している。5人はガザ地区に本拠を置くイスラム過激派組織ハマスのメンバーと伝えられている。

現地メディアによると、殺害された3人はヨルダン川西岸地区に本拠を置く原理主義組織アル・アクサ殉教者旅団のメンバーで、3人とも車内で死亡していたという。

事件を目撃したパレスチナ人男性はアルジャジーラに、「タクシーに乗っていたイスラエル人が車をハチの巣にした」と語った。「3人はあっという間に射殺されました...」

タイムズ・オブ・イスラエル紙はこのような作戦が日中に行われることは珍しいと報じている。また、当局がアル・アクサ殉教者旅団の構成員を狙うことも珍しいという。

シン・ベットによると、3人は最近発生したイスラエル兵や民間人に対するテロ攻撃の実行部隊の一員だったという。

イスラエルのナフタリ・ベネット首相は8日の声明で、「テロリストに免罪符はないということを改めて証明した」と述べた。「イスラエルに危害を加える者は報復に直面します...」

ベニー・ガンツ国防相は治安当局を祝福し、最近この地域の警備を強化するよう命じたと明らかにした。「我々は積極的な作戦を継続し、人命に危害を加えようとするテロリストを打倒します」

パレスチナ自治政府は事件を「処刑」と呼び、イスラエル政府を非難したうえで国際的な調査を要求した。

アル・アクサ殉教者旅団の報道官は「血には血で報いる」と述べ、イスラエルに報復すると誓った。

アル・アクサ殉教者旅団のライバルであるハマスは、「3人はイスラエルの占領に抵抗して死亡した」と声明を発表し、「パレスチナは領土を取り戻すために戦い続ける」と述べた。

イスラエルは1967年の第三次中東戦争でガザ地区、シナイ半島、ヨルダン川西岸地区(東エルサレム含む)、およびゴラン高原を占領したが、国際社会はこれを認めていない。

聖地エルサレムを奪われた数百万人のパレスチナ人はガザ地区とヨルダン川西岸地区に押し込められ、みじめな生活を送っている。

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