◎ミサイルは隣国レバノンの領空を飛行する戦闘機から発射された。
2018年/シリア、首都ダマスカス郊外、イスラエル軍のミサイル攻撃(Getty Images)

シリア軍は14日遅く、イスラエル軍が西部と中部地方にミサイルを撃ち込み、兵士少なくとも3人が死亡したと発表した。

軍報道官によると、イスラエル軍は沿岸部タルトゥースと首都ダマスカス近郊の複数の地点を狙ったという。

また報道官は「ミサイルは隣国レバノンの領空を飛行する戦闘機から発射された」と説明した。

イギリスに本拠を置くNGO「シリア人権監視団」は14日、「イスラエルはシリア軍の防空基地を狙ったとみられる」と声明を発表した。

シリア人権監視団によると、今回攻撃を受けた基地にはイランの支援を受ける戦闘員が駐在していたという。

イスラエルはアサド(Bashar al-Assad)大統領の支配下に置かれる地域を数百回空爆してきたが、作戦を認めたことはほとんどない。

しかし、イスラエル軍はアサド政権と密接に連携しているレバノンのイスラム過激派組織ヒズボラや、イランとつながりのある複数の民兵への攻撃はおおむね認めている。

イスラエル軍は今年6月、ダマスカスの国際空港を空爆した。7月のミサイル攻撃ではダマスカス近郊の軍事拠点が破壊され、兵士3人が死亡、数人が負傷したと報告されている。

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