◎イスラエル軍はイスラム過激派組織ハマスに責任を負わせた。
2021年5月11日/イスラエル南部の軍事基地近く、ハマスのロケットランチャーを迎撃するミサイル(AP通信/Ariel Schalit)

イスラエル軍は18日、パレスチナの過激派がイスラエル南部に向けロケット弾を発射したと報告した。

声明によると、ロケットは18日未明に発射され、イスラエル軍は防空システム「アイアンドーム」でこれを撃墜したという。南部の港町アシュケロンではサイレンが鳴り響いた。死傷者の報告はない。

その数時間後、イスラエル軍はガザ地区を実行支配するイスラム過激派組織ハマスの軍事拠点とされる4カ所を相次いで空爆した。

SNSで拡散した動画にはガザ地区北部と中部、東部のキャンプで煙が上がる様子が映っていた。

地元メディアによると、犯行声明は出ていないという。しかし、イスラエル軍はハマスに責任を負わせた。

17日未明にヨルダン川西岸地区で行われたイスラエル軍の急襲作戦では、パレスチナ人武装勢力3人が死亡、8人が負傷している。今回のロケット攻撃はこの報復と考えられている。

また17日の急襲作戦後、ガザ地区から発射されたとみられる気球がガザ地区北部に落下した。イスラエル軍はこの事件の詳細を明らかにしていない。

イスラエルでは今年初めにテロが相次ぎ、19人が死亡した。それ以来、イスラエル軍はヨルダン川西岸でほぼ毎日過激派の取り締まりを行っている。

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