◎アフガンでは2021年8月の政変以来、ISIS系組織のひとつであるIS-K(イスラム国ホラサン)によるテロ攻撃が相次いでいる。
アフガニスタン、首都カブール(Getty Images)

アフガニスタンの首都カブールで発生した自爆テロについて、イスラム国(ISIS)が3日、犯行声明を出した。

このテロはカブール南西部の地区で2日に発生。タリバン暫定政権は少なくとも6人が死亡、13人が負傷したと報告している。

ISISはスンニ派のアマーク(Aamaq)通信に声明を掲載。タリバンが運営する刑務所に収監された仲間の仇を討つために、捜査官や他の職員が退勤するタイミングに合わせて爆弾ベストを起爆したと主張した。

ISISはこのテロで45人が死亡したと主張している。

タリバン暫定政権はこの主張についてコメントを出していない。

爆発後、治安部隊はその地域を封鎖し、ジャーナリストや野次馬が現場に近づくのを阻止した。

アフガンでは2021年8月の政変以来、ISIS系組織のひとつであるIS-K(イスラム国ホラサン)によるテロ攻撃が相次いでいる。標的はタリバンの治安部隊や少数派のシーア派教徒などである。

AP通信によると、このテロで負傷した13人のうち6人は国際NGOが運営する病院に搬送され、うち2人は大手術を受けたという。

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