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イラン、核問題で譲歩せず、ホルムズ封鎖維持、米国に圧力

イランは核兵器の開発を否定しているが、現在のウラン濃縮度は60%に達しており、民生利用に必要な水準を大きく上回っている。
2019年11月5日/イラン中央部、ナタンツ核施設内のウラン遠心分離機(AP通信/イランの原子力機関)

イラン政府は25日、米国がイラン側の提案を受け入れたとしても、「核開発をめぐって譲歩する考えはない」と明らかにした。イランはホルムズ海峡の再開を提案している一方、米国がイラン側のすべての条件を満たすまで封鎖を維持すると主張している。

イランのアラグチ(Abbas Araghchi)外相は前日、米国との敵対行為を7日以内に全戦線で停止し、米国がイランの港湾に対する海上封鎖を解除することなどを条件に、ホルムズ海峡を再開する案を示した。さらに、凍結されているイラン資産の解放や石油制裁の免除も要求に含まれている。

またイランは核開発について、自国の権利を放棄しない姿勢を明確にしている。ロイター通信によると、ウラン濃縮を行う権利や、高濃縮ウランを国外へ搬出することについて譲歩する考えは一切ないという。

イランは核兵器の開発を否定しているが、現在のウラン濃縮度は60%に達しており、民生利用に必要な水準を大きく上回っている。

米国やイスラエルなどは、イランが核兵器開発を目指しているとして長年警戒してきた。米国側は核開発につながるウラン濃縮の制限や、保有する高濃縮ウランの国外搬出を主要な要求としている。これに対しイランは、核開発をめぐる交渉に本格的に入るのは、まず米国が自国の条件を満たした後だとしている。

イランのペゼシュキアン(Masoud Pezeshkian)大統領は24日、11月3日の米中間選挙前に米国との合意に到達することへの期待を示した。ただ、両国は核問題や制裁、ホルムズ海峡の扱いなどをめぐって立場の隔たりが大きく、外交協議の行方は不透明な状況が続いている。

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