◎イランは、法に従いフォードウ工場の燃料濃縮プラントで最大20%の低濃縮ウランを生産すると国際原子力機関(IAEA)に通知した。
◎イランは「平和的な核開発計画」を主張しているが、20%の低濃縮ウランは核爆弾の開発を加速させると伝えられている。
2019年11月10日 AP通信/イランのブーシェフル原子力発電所

2021年1月1日、国際原子力機関(IAEA)は声明で、「イランがウランの濃縮レベルを20%に引き上げると通知した」と発表した。

当局者は記者団に対し、「イランは、法に従いフォードウ工場の燃料濃縮プラントで最大20%の低濃縮ウランを生産するとIAEAに通知した」と語った。

フォードウ工場でのウラン濃縮は、2015年のイラン核合意で禁じられている。同工場は空からの攻撃を防ぐために山の中に建設されたと伝えられている。

当局者によると、「イランは通知前にフォードウ工場での濃縮作業を再開した可能性が高い」という。

当局者ABCニュースの取材に対し、「通知は12月31日に届いた。濃縮作業の正確な再開日は明らかにされていない」と述べた。

イランは「平和的な核開発計画」を主張しているが、20%の低濃縮ウランは核爆弾の開発を加速させると伝えられている。

2015年のイラン核合意はウラン濃縮を停止するために締結されたが、トランプ大統領が脱退を決めたことで合意は骨抜きになった。

2020年11月20日 AP通信/イラン、首都テヘラン、イラン革命防衛隊のエスマイル・ガーニ将軍

アメリカがイランのカセム・ソレイマニ将軍を暗殺してからまもなく1年経つ。

イランは大晦日に国連安全保障理事会に対し、「アメリカのペルシャ湾岸とオマーン海での危険な冒険を阻止しなければならない」と訴えた

CNNニュースによると、湾岸の一部のイラン海軍が過去48時間の間に準備レベルを引き上げたという。

国防当局者はCNNニュースに対し、「イランが短距離弾道ミサイルをイラクに移動させている、と情報が示した」と述べた。

ソレイマニ将軍がアメリカのドローン攻撃で暗殺された日(2020年1月3日)からまもなく1年、緊張が高まっている。

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