◎このタンカーはパナマ船籍。ベトナムの会社が所有している。
イエメン沖、紅海で行われた米海軍の演習(Mass Communication Specialist Seaman Christopher Stachyra/U.S. Navy/AP通信)

イエメン親イラン武装組織フーシ派が15日未明、紅海のタンカーに攻撃を仕掛けた。

英国海運貿易オペレーション(UKMTO)によると、乗組員にケガはなかったという。

英海軍は当初、イエメン西部ホデイダ沖で船舶にミサイルが着弾したと報告していたが、その後、「15日午後に船舶を検査した結果、損傷はなかった」と明らかにした。

UKMTOは声明で、「乗組員にケガはなく、タンカーは航行を継続している」と述べた。

民間警備会社Ambreyも15日にこの攻撃を報告。それによると、タンカーの所有者はイスラエル系だったものの、最近変わったという。

現地メディアによると、このタンカーはパナマ船籍。ベトナムの会社が所有している。

フーシ派は15日、このタンカーだけでなく米海軍の駆逐艦も標的にしたと主張。米中央軍(CENTCOM)はこの主張に関する声明を出していない。

米海軍は紅海とアデン湾で警戒任務にあたっており、何度もフーシ派のミサイル・ドローン攻撃の標的になっている。

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