◎イスラム国(ISIS)はタリバンの統治に反対している。
2022年5月25日/アフガニスタン、北部マザリシャリフの医療機関前(Masih Paeiz/AP通信)

アフガニスタン政府は25日、首都カブールなどで爆弾テロが発生し、少なくとも14人が死亡、数十人が負傷したと発表した。

AP通信によると、カブールのモスクで発生した爆発では礼拝者少なくとも5人が死亡。北部マザリシャリフではミニバン3台が爆破され、乗客少なくとも9人が死亡、15人が負傷したという。

ミニバンの爆破については、現地で活動するイスラム国(ISIS)関連グループが犯行声明を出したと伝えられている。

カブールの医療機関はAP通信のインタビューの中で、負傷者22人を受け入れ、そのうち5人が死亡したと述べている。

タリバンの報道官によると、爆弾は市中心部のモスク内で爆発したという。詳細は明らかにされていない。

一方、マザリシャリフのタリバン報道官は地元メディアに、「ミニバンは都市の中心部で狙われた」と説明している。

AP通信は警察関係者のコメントを引用し、「マザリシャリフの犠牲者はすべて少数派のシーア派イスラム教徒だった」と報じている。

ISISの犯行声明はスンニ派が運営するアマーク(Aamaq)通信に掲載された。それによると、ISISは即席の爆発装置でミニバン3台を狙ったという。

カブールのモスク爆破の犯行声明は出ていない。この地域ではIS-K(イスラム国ホラサン)のテロ攻撃が相次いでいる。

2014年頃からアフガニスタンで活動しているISIS関連組織はタリバンの統治に反対している。

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