◎地元当局は少なくとも16人が死亡、22人が負傷したと報告している。
アフガニスタン、首都カブール(Getty Images)

アフガニスタン当局は30日、北部サマンガン州アイバクにある宗教学校で爆弾が爆発し、少なくとも16人が死亡したと明らかにした。

タリバンがSNSに投稿した動画には爆発現場の様子が映っている。瓦礫、マット、生徒のものとみられる靴がホールに散らばっていた。

AP通信によると、爆発はサマンガン州の州都アイバクにある宗教学校内で、午後の礼拝中に発生したという。同州はウズベク系民族が多く暮らしている。

APは事件を目撃した住民の話を引用し、「死亡した生徒のほとんどが少年」と報じている。

タリバンは現場に武装兵を派遣し、学校を封鎖したようだ。SNSで共有された動画には銃を持った男たちが爆発現場とみられるホールを確認する様子が映っている。

内務省の報道官によると、この攻撃で多数の学生が負傷したという。

地元当局は少なくとも16人が死亡、22人が負傷したと報告している。

APは関係筋の話を引用し、「消防署のトラック3台と職員12人が負傷者の治療とホールの清掃に協力した」と報じているが、それ以上の詳細は不明。犠牲者の身元と性別も明らかにされていない。

地元メディアによると、犯行声明は出ていないという。

アフガンではタリバンが政権を奪取した昨年8月以降、イスラム国(ISIS)系組織のひとつであるIS-K(イスラム国ホラサン)によるテロ攻撃が相次いでいる。

IS-Kはイスラム教の少数派であるシーア派を主な標的としているが、スンニ派のモスクやタリバンとつながりの深い施設へも攻撃を仕掛けている。

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