イスラエル軍がパレスチナ・ガザ地区とヨルダン川西岸を攻撃、5人死亡
イスラエル軍は個別の事案についてコメントを出していないが、ガザ地区では停戦成立後もハマスの拠点に対する攻撃を継続してきた。
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パレスチナ・ガザ地区とヨルダン川西岸地区で23日、イスラエル軍による空爆・銃撃により少なくとも5人が死亡した。地元当局が明らかにした。
死者の内訳はガザ地区での攻撃によるものと西岸での発砲によるものが含まれ、紛争の影響が複数地域に同時に及んでいる状況となっている。
ガザ地区ではイスラエル軍による空爆と地上部隊の攻撃とみられる軍事作戦により複数の死傷者が出た。イスラム組織ハマスの管理下にある医療当局によると、住宅地周辺で大きな爆発があり、救急隊が現場に到着した時点で複数の住民が死亡していたという。また、負傷者も多数報告され、その多くがボロボロの医療機関に搬送された。
一方、ヨルダン川西岸でもイスラエル軍の発砲により少なくとも1人が死亡したとされる。現地ではイスラエル軍・ユダヤ人入植者とパレスチナ住民の衝突が断続的に発生し、治安部隊の作戦と一般市民の衝突が重なる形で死傷者が出ている。医療関係者は抗議デモや治安作戦の最中に発砲があったと説明している。
イスラエル軍は個別の事案についてコメントを出していないが、ガザ地区では停戦成立後もハマスの拠点に対する攻撃を継続してきた。また、西岸でも治安維持を目的とする軍事作戦を実施している。これに対しパレスチナ側は民間人の被害が増加していると反発してきた。
ガザでは2023年10月以降の戦闘激化により壊滅的な人道危機が発生、住宅やインフラの大半が瓦礫の山と化した。医療施設や避難所も逼迫し、負傷者の受け入れ能力は限界に近い状態だ。今回の攻撃はこうした状況の中で発生したもので、人道危機をさらに深刻化させる可能性がある。
国際社会からは民間人被害の拡大に対する懸念の声が上がり、停戦の遵守や人道支援の拡大を求める動きが続いている。しかし現地では戦闘と治安作戦が並行して続き、即時の沈静化は見通せない状況となっている。今回の死者発生はガザと西岸双方で緊張が高い状態にあることを改めて示すものとなった。
