◎犯行声明を出した組織は確認されていない。
アフガニスタン・カブールのイスラム教シーア派の住民が暮らす地区でミニバスが爆発し、少なくとも7人が死亡、20人が負傷した。地元当局が7日、明らかにした。
カブールのシーア派地区では2週間前にも爆弾テロが起きている。
カブール警察の報道官によると、ミニバスはカブール西部の地区で爆発。原因は不明。警察が現場を封鎖し、捜査に当たっている。
犯行声明を出した組織は確認されていない。
シーア派地区のスポーツクラブで10月26日に発生した爆弾テロについては、イスラム国（ISIS）が犯行声明を出している。このテロでは少なくとも4人が死亡、7人が重傷を負った。
スンニ派のアマーク（Aamaq）通信はISISの犯行声明を引用し、「聖戦士がシーア派の施設に爆弾入りスーツケースを置き、攻撃に成功した」と主張した。
アフガンでは2021年8月の政変以来、ISIS系組織のひとつであるIS-K（イスラム国ホラサン）によるテロ攻撃が相次いでいる。
この組織はシーア派の少数民族だけでなくタリバンにも攻撃を仕掛けており、多くの市民が自爆テロや襲撃に巻き込まれて死亡した。
