2020年11月18日 AP通信/ニューヨーク、アンドリュー・クオモ州知事

20日、国際テレビ芸術科学アカデミー(IATAS)は、ニューヨークのアンドリュー・クオモ州知事に国際エミー賞創設者賞を贈ると発表した。

授賞式は23日、オンライン形式で行われる。

クオモ州知事はコロナウイルスに関する報告を1日1回生放送し、市民に感染予防対策の重要性を訴え続けてきた。

IATASのブルースL.ペイズナー会長兼CEOはクオモ州知事のテレビを利用したコロナウイルスの情報提供について、「市民に正しい情報を提供し、落ち着かせたことが高く評価された」と述べた。

創設者賞の過去の受賞者はアル・ゴア前副大統領、オプラ・ウィンスリー氏、スティーブン・スピルバーグ監督など。

ブルースL.ペイズナー会長兼CEO:
「知事の111回の生放送は、キャラクター、筋書き、成功と失敗の物語を効果的に使い、非常にうまく機能した」

クオモ州知事の「感情むき出しでトランプ大統領を罵るスタイル」は世界の注目を集めた。

また、世界の中心ニューヨークの経済をロックダウンする度胸は世界の度肝を抜き、先日もトランプ大統領の「クオモにはワクチンを配布しない」という発言に激しく噛みついている。

ニューヨークのパンデミックは4月上旬から中旬頃にピークに達した。

ジョンズ・ホプキンズ大学のデータによると、ニューヨーク州の累計感染者数は約60万人、累計死亡者数は34,000人を超えている。

また、州のデータによると少なくとも6,600人がナーシングホームで死亡したという。なお、これに病院で死亡したナーシングホーム居住者は含まれない。

夏、クオモ州知事の厳しいロックダウンが機能し、ニューヨークの検査陽性率は1%台に低下。少しずつ経済活動を再開させ、新規陽性者、死亡者、入院患者は劇的に減少した。

現在、ニューヨークも第二波に直面しているが、他の州に比べると感染状況は比較的落ち着いている。しかし、過去7日間の新規陽性数(日平均)は前週の2倍以上に増加しており、19日からニューヨーク市の制限が強化された。

ニューヨーク市の制限(11月19日時点)

現在、オレンジゾーンとイエローゾーンのエリアが拡大している

レッドゾーン

学校:公立学校と非公立学校は全て閉鎖。オンライン授業に移行。

事業:重要でない事業は全て閉鎖。ニューヨーク州エンパイアステートデベロップメントコーポレーションによって指定された重要なビジネスのみ営業可能。

フードサービス施設:レストラン、バー、カフェ、その他のフードサービス施設は、テイクアウトと配達サービスのみ可能。屋内または屋外での食事は禁止。

礼拝所:最大10人まで、収容人数は25%以下を順守。

集会:禁止。集会を奨励、促進、または組織する個人には、1日あたり最大15,000ドルの罰金が科せられる。

オレンジゾーン

学校:公立学校と非公立学校は全て閉鎖。オンライン授業に移行

事業:ジム、フィットネスクラブ、理髪店、ヘアサロン、スパ、タトゥーパーラー、ピアスパーラー、ネイルサロン、レーザー脱毛や電気分解などのパーソナルケアサービスは閉鎖 。

フードサービス施設:レッドゾーンと同じ。

礼拝所:最大25人まで、収容人数は33%以下。

集会:10人以下まで。集会を奨励、促進、または組織する個人には、1日あたり最大15,000ドルの罰金が科せられる。

イエローゾーン

学校:授業を継続。

事業:継続。ただし、地域のコロナウイルス感染予防対策を順守。

フードサービス施設:屋内および屋外での食事を許可。テーブルの最大人数は4人。

礼拝所:収容人数は50%以下。

集会:最大25人まで。大人数の集会を奨励、促進、または組織する個人には、1日あたり最大15,000ドルの罰金が科せられる。

2020年10月12日 ロイター通信/ニューヨーク州ニューヨーク市、アンドリュー・クオモ州知事

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