◎地球温暖化はアフリカ大陸の野生動物に深刻な影響を与えている。
2022年10月16日/ケニアの野生動物保護区、アフリカゾウの死骸(Brian Inganga/AP通信)

ジンバブエの国立公園で水場が干上り、アフリカゾウ少なくとも100頭が死んだ。国際動物福祉基金(IFAW)が11日、明らかにした。

それによると、ワンゲ国立公園の水場は数カ月前から続く干ばつにより、ほぼ完全に干上がってしまったという。

IFAWは声明で、「アフリカゾウ少なくとも100頭が水不足で死んだと報告を受けている」と明らかにした。

ワンゲ国立公園の面積は約1万5000平方キロメートル。約4万5000頭のアフリカゾウが生息している。

ジンバブエの公園管理局は9月、多くの動物が水と食料を求めてワンゲ国立公園から隣国ボツワナに移動していると報告した。

IFAWによると、地球温暖化はアフリカ大陸の野生動物に深刻な影響を与えている。

アフリカ南部における2019年の干ばつで死んだアフリカゾウは200頭以上と推定されている。IFAWは「この悲劇を繰り返さないためには、水場の整備だけでなく、抜本的な対策が必要」と国際社会に訴えている。

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