◎雪崩は標高約7600メートルと8000メートル地点で7日に発生。救助隊は2人の死亡を確認し、別のガイド1人を救助した。
ヒマラヤ山脈の最高峰エベレスト(Getty Images)

中国・チベットシシャパンマ(Shisi Pangma、8027m)で雪崩が発生し、米国人登山家とネパール人ガイドが死亡した。中国メディアが8日に報じた。

新華社通信によると、雪崩は標高約7600メートルと8000メートル地点で7日に発生。救助隊は2人の死亡を確認し、別のガイド1人を救助したという。

このガイドも重傷を負ったが、命に別条はなく、救助隊に付き添われて下山し、病院に搬送された。

新華社通信によると、雪崩が発生したとき、米国、日本、イギリス、イタリアなどから計52人の登山者が登頂を試みていたという。

雪崩に巻き込まれたのは3人のみと伝えられている。

シシャパンマは世界の8000メートル峰14座のひとつ。チベット当局は現在の積雪の状態について、「雪崩発生のリスクが高い」としている。

モンスーン明けの10月は多くの登山家がヒマラヤに向かう。一部の専門家は地球温暖化の影響でこの地域の登山がより危険になっていると警告している。

ヒマラヤでは過去2年間に少なくとも120人が雪崩で死亡している。

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