◎南スーダンは世界で最も気候変動の影響を受けやすい国のひとつであり、数百万人が干ばつや洪水に悩まされている。
南スーダン、首都ジュバ郊外(Getty Images)

アフリカ東部・南スーダンが2週間程度続くと予想される熱波に備え、18日からすべての学校を閉鎖する。

保健省は16日遅くの声明で、「この期間中、最高気温が45度まで上昇すると予想されるため、全国すべての学校を閉鎖し、不要不急の外出を控えるよう求める」と勧告した。

同省は閉鎖期間を2週間程度としているが、高温状態が解消されれば、早めに授業を再開する可能性もあるとしている。

教育省も声明を発表。「状況を注視しており、それに応じて学校に通知を出す」と述べた。

首都ジュバの住民はこの決定を歓迎している。あるSNSユーザーは「電力網を強化して学校にエアコンを設置してほしい」と書き込んだ。

南スーダンは2011年にスーダンから独立。それから2年後、キール(Salva Kiir)大統領に忠実な組織がマシャール(Riek Machar)副大統領の組織に攻撃を仕掛け、内戦状態に陥った。

内戦は2018年の和平合意で終結。犠牲者は数十万人と推定されている。

専門家によると、南スーダンは世界で最も気候変動の影響を受けやすい国のひとつであり、数百万人が干ばつや洪水に悩まされている。

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