◎民間の警備員1人がケープタウン市内で倒木に巻き込まれて死亡した。
南アフリカ共和国、ケープタウンの港(Getty Images)

南アフリカ・西ケープ州沿岸で低気圧が発達、広い範囲で暴風雨となり、少なくとも1人が死亡した。現地メディアが8日に報じた。

それによると、この悪天候により、ケープ地方の広い範囲で学校や高速道路が閉鎖され、家屋、道路、その他多くの公共インフラで被害が確認されたという。

気象台は低気圧が沖合に居座り、9日まで大荒れの天気になると予想している。

地元メディアによると、民間の警備員1人がケープタウン市内で倒木に巻き込まれて死亡したという。

ケープタウン郊外の山林では山火事が発生。民家少なくとも8戸が焼失した。人的被害は報告されていない。

8日午後にはケープタウンの一部地域で停戦が発生。インターネットも通じにくくなっている。西ケープ州知事室は声明で、「警察や消防を含む関係機関が現場で対応に当たっている」と述べた。

それによると、これまでに少なくとも26の学校で窓ガラスが割れるなどの被害が確認されたという。

気象台は西ケープ州全域に暴風警報を発令。沿岸部のクワズールー・ナタール州やヨハネスブルグでも洪水のリスクが高まっていると警告した。

クワズールー・ナタール州の一部地域では冠水被害が確認されている。地元テレビ局は多くの家屋が全壊したと報じているが、被害の全容は明らかになっていない。

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