アルゼンチン・ブエノスアイレスで洪水、数千人が避難
▽州政府は広い範囲に避難勧告を出し、低地の住民に対し、自治体が準備した避難所に避難するよう呼びかけた。
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アルゼンチン・ブエノスアイレス州北部の広い範囲で大雨による洪水が発生し、数千人が避難を余儀なくされた。地元当局が17日、明らかにした。
気象台によると、雨は16日の夕方から降り始め、一部地域の12時間雨量は250ミリに達したという。
州政府は広い範囲に避難勧告を出し、低地の住民に対し、自治体が準備した避難所に避難するよう呼びかけた。
気象台は16日夜の声明で、「ブエノスアイレス州に雨雲が連続で流れ込んでいる」と述べ、18日まで雨が続くと予想した。
国営テレビが報じた映像には首都ブエノスアイレスから100キロほど離れた町の冠水した通りをボートで進む消防隊員の姿が映っていた。
ブエノスアイレス近郊の国道9号線では44人を乗せた長距離バスがアンダーパスに突っ込み、身動きが取れなくなった。運転手は地元テレビ局の取材に対し、「水が車内に入ってきた、エンジンが止まった」と語った。ケガをした人はいなかった。
ブエノスアイレス州は農業の中心地であり、今回の大雨は大豆の収穫に影響を与える可能性がある。