米ミズーリ州で大雨、キャンプ場が浸水、各地で救助活動続く
今回の豪雨では一部地域で24時間に300ミリを超える降雨が観測され、国立気象局(NWS)が鉄砲水情報を発令した。
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米中西部ミズーリ州で大雨による洪水が発生し、州内各地で救助活動が続いている。州当局によると、これまでに90件を超える救助活動が実施され、河川の急激な増水によってキャンプ場の建物が濁流にのみ込まれるなど、被害が拡大している。同州知事は非常事態を宣言した。
特に大きな被害を受けたのはレイノルズ郡のキャンプ場である。現地では豪雨によって川が増水し、避難者が身を寄せていた建物の一部が土台ごと崩落して濁流に流された。当初は複数人の行方が分からなくなったとの情報もあったが、消防や警察、救助隊による大規模な捜索の結果、およそ20人が救助され、全員の無事が確認された。
また州内各地では道路の冠水や住宅への浸水が相次ぎ、車内や住宅、樹木の上に取り残された住民の救助活動が続けられた。州兵も出動し、ヘリコプター部隊を投入して孤立したキャンプ場から200人以上の子どもや職員を空輸するなど、大規模な避難支援が行われた。一方で、住宅が濁流に流される被害も発生し、11日時点で女性1人の行方が分からなくなっている。
今回の豪雨では一部地域で24時間に300ミリを超える降雨が観測され、国立気象局(NWS)が鉄砲水情報を発令した。土壌には大量の雨水が染み込んでいるため、今後さらに雨が降れば洪水の危険性が一段と高まると警告している。複数の河川で観測史上最高水位に達する恐れも指摘されており、住民に対して浸水地域や冠水道路に近づかず、高台へ避難するよう呼び掛けている。
州知事はX(旧ツイッター)への投稿で、「州・地方・連邦機関が連携して人命救助を最優先に対応している」と強調し、救助隊員の活動を称賛した。米国では近年、気候変動の影響により大雨が増加しており、今回の洪水もその深刻さを改めて示す災害となった。
