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スペインの牛追い「サン・フェルミン祭」、男性が顔面突かれ負傷

この日の牛追いでは、6頭の闘牛と先導役の去勢牛が旧市街のコースを約2分30秒かけて駆け抜けた。
2026年7月11日/北部ナバーラ州パンプロナ、サン・フェルミン祭りの牛追い(AP通信)

スペイン北部ナバーラ州パンプロナで開催中の伝統行事「サン・フェルミン祭(San Fermin Festival)」の牛追いで11日、参加していた男性1人が雄牛の角で顔を突かれて負傷した。地元当局によると、このほか12人が転倒や衝突などによるケガで治療や手当てを受けた。

この日の牛追いでは、6頭の闘牛と先導役の去勢牛が旧市街のコースを約2分30秒かけて駆け抜けた。狭い石畳の通りには大勢の参加者が集まり、牛が走り抜ける中で転倒者が相次ぎ、各所で人が折り重なる混乱が発生した。

負傷事故は黒い雄牛1頭が走行中に群れから外れ、沿道の参加者の集団へ突進した際に起きたとみられる。この雄牛は男性の顔の側面を角で突き上げたが、この瞬間が重傷につながったかどうかは明らかになっていない。医療機関は顔を負傷した男性のほかにも打撲や擦り傷などを負った参加者を受け入れた。

サン・フェルミン祭の牛追いは毎年7月に行われるスペインを代表する伝統行事で、世界各国から多くの観光客や愛好家が参加する。一方で、経験の浅い参加者も多く、牛の角による負傷や転倒事故が後を絶たない危険な催しとしても知られる。

同祭は米国の文豪アーネスト・ヘミングウェーの小説『日はまた昇る』によって国際的な知名度を高め、今年は作品刊行から100年の節目にも当たる。牛追いではこれまでにも多数の負傷者が出ており、直近の死亡事故は2009年に発生している。それでも危険と隣り合わせの伝統行事は、多くの参加者を引きつけ続けている。

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