◎10月1日以来、東アフリカの洪水で死亡した市民は100人を超え、70万人以上が避難生活を余儀なくされている。
2023年11月24日/ケニア、東部マクエニ郊外、冠水した集落(AP通信)

東アフリカ・ケニアで大雨による洪水・冠水が相次ぎ、ここ数日の死者が20人に達した。現地メディアが25日に報じた。

東部マクエニ郊外では河川の氾濫により付近の集落が冠水。この川を渡ろうとして市民少なくとも8人が死亡した。

沿岸部、北部、中部でも大雨が続き、多くの公共インフラが被害を受けた。

国営テレビは政府関係者の話しとして、「ルト政権は被災地支援として緊急予算の放出を閣議決定した」と伝えている。

被害の全容は明らかになっておらず、陸軍・警察・消防・国連などの国際機関が連携して調査に当たっている。

ルト政権の高官は東アフリカ共同体(EAC)の地域開発担当と会談し、東アフリカ諸国(ソマリア、エチオピア、ソマリランドなど)で大雨による災害が相次いでいることについて協議した。

国連人道問題調整事務所(OCHA)によると、10月1日以来、東アフリカの洪水で死亡した市民は100人を超え、70万人以上が避難生活を余儀なくされているという。

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