◎死傷者の情報はない。
2024年10月16日/インド、南部タミルナド州、冠水した道路を進むボート(AP通信)

インド南部の一部地域で大雨による洪水が発生し、公立学校、大学、官公庁が閉鎖された。現地メディアが16日に報じた。

最も被害が大きかったのは工業と情報技術の中心地であるチェンナイとベンガルールであった。報道によると、停電や飛行機の欠航による混乱が生じ、数千人が避難を余儀なくされたという。

死傷者の情報はない。

インドの雨季は6月から10月まで続く。モンスーンは先月、南部タミルナド州やテランガナ州、アンドラプラデシュ州などに大雨をもたらし、33人が死亡した。

政治家、実業家、有名人が住むチェンナイの警備厳重な地区の住民は16日朝、一晩中降り続いた雨によって道路が冠水していることに気づき、ショックを受けた。

地元テレビ局が報じた映像には膝まで水に浸かりながら出社する会社員や交通渋滞と格闘する人々が映っていた。

気象台によると、南部の一部地域で15~20メートルの強風を伴う雨が17日まで続く見通し。

タミルナド州政府は声明で、「200隻以上のボートと災害対策チームを各地に展開し、公立学校、大学、官公庁の閉鎖を決めた」と述べた。

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