SHARE:

米国の広い範囲で熱波、ニューヨークも35度超え、各地に警報・注意報発令

東海岸ではニューヨーク市からワシントンDC、ノースカロライナ州ローリーにかけて厳しい暑さが予想されている。
2026年6月4日/米ニューヨーク市ブルックリン(Getty Images/AFP通信)

米国で高温と高湿度による危険な暑さが広がり、東海岸から中西部、西海岸にかけて広範囲で熱中症警報や注意報が発令されている。気象台は11日、気温だけでなく湿度の高さによって体感温度が大幅に上昇すると警告し、市民に対して熱中症対策を徹底するよう呼びかけた。

東海岸ではニューヨーク市からワシントンDC、ノースカロライナ州ローリーにかけて厳しい暑さが予想されている。気象台によると、11日の体感温度はニューヨーク市で38度、フィラデルフィアで40度、ワシントンDCで39度、ローリーでは42度に達する見込みだ。ニューヨークやワシントンDCでは同時期の記録を更新する可能性もある。広範囲に熱中症注意報が発令され、市民には水分補給や冷房設備の利用が推奨されている。

中西部でも厳しい暑さが続いている。デトロイトやインディアナ州サウスベンド、オハイオ州クリーブランドなどでは体感温度が38度前後に達すると予測されており、熱中症リスクの高まりから注意報が発令された。高温多湿の環境は高齢者や持病を持つ人々は特に危険で、自治体は地域住民への見守り強化を進めている。

一方、西海岸でも異例の暑さが観測されている。カリフォルニア州サンノゼやオークランド周辺では気温が39度前後まで上昇する見込みで、ベーカーズフィールドやフレズノを含むセントラルバレー地域では40度を超える猛暑が数日続くと予想されている。気象当局は熱中症だけでなく、乾燥した空気と強風による山火事発生リスクにも警戒を強めている。

さらに、北東部では暑さに加えて強い雷雨の発生も予測されている。高温多湿な空気が大気を不安定にし、夕方から夜間にかけて激しい雷雨や突風を伴う可能性があるため、通勤・通学への影響も懸念されている。

専門家は近年の気候変動によって高温と高湿度が組み合わさる極端な気象現象が増加していると指摘する。熱波は米国で最も多くの死者を出す気象災害の一つで、特に都市部では夜間も気温が下がりにくいため注意が必要だ。気象当局は不要不急の外出を避けるとともに、こまめな水分補給や冷房の活用を徹底するよう呼びかけている。

この記事が気に入ったら
フォローしよう
最新情報をお届けします