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インド・ネパールで洪水と土砂災害、70人死亡、河川増水で警戒続く

インドでは北部ウッタルプラデシュ州で56人が死亡、46人が負傷、1000棟以上の住宅が被害を受けた。ネパールでも14人が死亡し、11人が行方不明になっている。
2026年9月21日/ネパール、鉄砲水が発生したヌワコット地区(ロイター通信)

インド北部と隣国ネパールで大雨による洪水・土砂災害が相次ぎ、9月27日までに少なくとも70人が死亡した。ロイター通信によると、インドでは北部ウッタルプラデシュ州で56人が死亡、46人が負傷、1000棟以上の住宅が被害を受けた。ネパールでも14人が死亡し、11人が行方不明になっている。

ウッタルプラデシュ州では9月25日から27日朝にかけて66.5ミリの雨を観測した。これは同じ期間の平年値7.6ミリの約9倍に相当する。大雨は州内63地区に影響を及ぼし、当局は浸水地域で救助活動を行うとともに、住民への支援や農作物の被害調査を進めている。

インド政府によると、国内7州の30の河川観測所で危険水位に達した。ガンジス川やガンダク川など主要河川でも、複数の観測地点で水位が危険水準を超えている。

一方、ネパールでは西部地区の集落で土砂崩れが住宅を直撃し、就寝中だった3人の子どもと女性1人が死亡した。また北部マナンでは、標高7126メートルのベースキャンプが雪崩に巻き込まれ、外国人登山者向けのテントを設営していたネパール人作業員10人が行方不明となった。外国人登山者は雪崩発生時、現場にいなかった。

ネパール当局は49地区で鉄砲水が発生する可能性があるとして警戒を呼びかけている。主要河川や支流の水位が上昇しており、半数を超える地区が洪水や鉄砲水のリスクにさらされているという。

洪水はインフラにも被害を与えている。ネパールではラフガンガ川の増水により、40メガワットの水力発電事業の施設や送電鉄塔が損傷したほか、光ファイバーや電力設備の被害によって一部地域で通信障害も発生した。当局は技術チームを派遣し、被害状況の確認と復旧を進めている。

ネパールでは先月にも大規模な洪水が発生し、1400人以上が死亡、5000人以上が行方不明者になっている。今回も河川の増水が続いているため、両国で救助や被災者支援とともに、さらなる洪水や土砂災害への警戒が続いている。

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