ガーナとコートジボワールで大雨続く、24人死亡、土砂崩れも
西アフリカでは近年、気候変動の影響によって豪雨の頻度や強度が増している。
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アフリカ西部のガーナとコートジボワールで数日間にわたって大雨が続き、洪水や土砂崩れが相次いで発生した。両国当局によると、6月30日時点で少なくとも24人が死亡、多数の住民が避難を余儀なくされている。被害は両国の主要都市に集中しており、救助活動が続く一方で、さらなる降雨が予想されることから警戒が強まっている。
ガーナでは首都アクラを中心に広範囲で浸水・冠水被害が発生した。幹線道路は冠水によって通行止めとなり、多くの車両が立ち往生したほか、建物の1階部分まで水没する地域も確認された。アクラ郊外の集落では、母親と子どもを含む複数の住民が犠牲となった。浸水によって孤立した住民を救助するため、軍や消防当局がボートなどを投入し、救出活動を実施している。
隣国コートジボワールでも経済都市アビジャンで豪雨による土砂崩れや洪水が発生した。郊外の住宅地では斜面が崩落し、多数の家屋が倒壊したほか、西部でも被害が拡大した。地元メディアによると、アビジャン市内で瓦礫の下から9人の遺体が見つかるなど、死者の多くは住宅の倒壊に巻き込まれたとみられる。救助隊が重機を使って行方不明者の捜索を続けている。
今回の大雨では、都市部の排水設備が雨量の増加に対応できず、道路や住宅地に大量の雨水が流れ込んだ。ガーナの気象台は今後もアクラ周辺で雨が続く可能性があるとして、低地に住む住民に避難を呼び掛けている。両国政府は避難所の設置や食料・飲料水の提供を進めるとともに、被災地域への支援物資の輸送を急いでいる。
西アフリカでは近年、気候変動の影響によって豪雨の頻度や強度が増している。一方で、多くのアフリカ諸国は温室効果ガスの排出量が世界全体で見ると少ないにもかかわらず、気候変動による被害を特に受けやすい地域である。急速な都市化による排水能力不足や、低地への住宅建設の増加も被害を拡大させる要因となっており、防災インフラの整備や気候変動への適応策が喫緊の課題となっている。
