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米ユタ州山火事、高温と乾燥で急拡大、600平方キロメートル焼失

米国では今年の山火事の焼失面積が1万2000平方キロメートルを超え、過去10年間の平均を上回るペースとなっている。
2026年6月25日/米ユタ州ビーバー郡で発生した山火事(AP通信)

西部ユタ州南部で発生している山火事が26日夜に急速に燃え広がり、新たな住民避難が実施された。乾燥した空気と強風、高温が重なって消火活動は難航しており、この山火事は現在、全米で最大規模の森林火災となっている。

森林局によると、この焼失面積は373平方キロメートルに達した。現場では15~20メートルの強風が吹き、湿度は1桁台まで低下したため、航空機やヘリコプターが一時運航を停止した。火は樹冠部まで燃え広がる激しい延焼を見せ、地上隊による消火活動にも大きな制約が生じた。

森林局は、天候は一時的に改善する見込みがあるものの、26日午後には気温や風速の上昇に伴い再び激しい延焼が発生する恐れがあるとして警戒を呼びかけている。現時点で死傷者は確認されていない。

火災は人口の少ない地域で発生、ビーバー郡のスキー場に被害を与えたほか、国有林内のキャンプ場が閉鎖された。メアリーズベールでは煙が太陽光を遮り、灰が降り注ぐ状況となり、当局は住民に対して健康への影響を考慮し不要不急の外出を控えるよう求めている。

また州内では別の2つの山火事が1つになり、ソルトレイクシティ南西部のユーレカやバーノン貯水池周辺の住民にも避難命令が発令された。周辺を通る高速道路の一部は通行止めとなっており、両火災を合わせた焼失面積は約236平方キロメートルに達した。鎮火率は38%にとどまっている。

煙は主に東方向へ流れ、コロラド州からも視認できる。

米西部ではカリフォルニア州からニューメキシコ州にかけて広い範囲で「山火事警報」が発令され、低湿度と強風による火災危険度の高い状態が続いている。ユタ州知事は非常事態を宣言するとともに、多くの火災が人為的な原因で発生していることを踏まえ、7月5日まで花火の使用を制限した。米国では今年の山火事の焼失面積が1万2000平方キロメートルを超え、過去10年間の平均を上回るペースとなっている。

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