◎救助隊はこれまでに子供8人を含む34人の死亡を確認した。
2022年12月5日/コロンビア、中西部リサラルダ州プエブロリコの高速道路近く、行方不明者を探す救助隊(AP通信)

コロンビア当局は5日、中西部リサラルダ州の高速道路沿いで土砂崩れが発生し、少なくとも34人が死亡したと発表した。

この地域では数日前から大雨が続いていた。

現場はリサラルダ州プエボロリコ郊外の高速道路。土砂崩れは4日遅くに発生したと報告されている。土砂が本線を直撃し、確認できているだけでバス1台、乗用車2台、バイク1台が巻き込まれた。

報道によると、救助隊はこれまでに子供8人を含む34人の死亡を確認したという。バスには33人が乗車していた。

犠牲者の身元は明らかにされていない。地元メディアは警察筋の話を引用し、数人が行方不明と報じている。

土砂崩れは高速道路沿いの斜面で発生したと報告されている。報道によると、バスは車体が完全に埋まっていたという。

当局は100人体制で生存者を探したが、二次災害の可能性があるとして、救助作業を一時中断した。

ペトロ(Gustavo Petro)大統領は5日、犠牲者に哀悼の意を表し、救助活動に全力を挙げるとツイートした。

気象当局によると、中西部以外の地域でもラニーニャ現象による大雨が続いており、山間部で土砂崩れの危険性が高まっているという。

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