◎ボゴタ市当局は先週、市内を9つのゾーンに分けて給水制限を開始。各ゾーンは持ち回りで24時間断水する。
2024年4月14日/コロンビア、首都ボゴタの飲食店(ロイター通信)

コロンビア・ボゴタの水道局は15日、新たな給水制限を導入すると明らかにした。

市長室はX(旧ツイッター)に声明を投稿。「断水している地区を含む全地域の住民に生活習慣を変えるよう求める」と書き込んだ。

給水制限は先週始まった。

水道局は各地に緊急の給水スポットを設置。15日ごとにこの措置を見直し、維持するか否かを決めるとしている。

市長室の広報担当は地元テレビ局の取材に対し、「月に22立法平方メートル以上の水を使用した家庭は追加料金を支払うことになる」と語った。

また広報担当は「洗車を含む水の無駄遣いと見なされる行為をした人には最高300ドルの罰金が科される」と警告した。

市長室によると、通常は毎日洗車している公共バスも、今週から週1洗車に切り替えたという。

広報担当はこう強調した。「私たちは水の消費を減らす取り組みを始めましたが、目標値には程遠く、さらなる努力が必要です...」

ボゴタはアンデス山脈北部の湿潤な地域に位置し、エメラルドグリーンの野原に囲まれた都市である。

しかし、エルニーニョ現象による高温でここ数カ月、ほとんど雨が降らず、1月には森林火災も発生した。

ボゴタ郊外にある主要ダムの貯水率は14日時点で15%まで低下。専門家はこのまま雨が降らなければ、2カ月後にはゼロになる恐れがあると警告している。

ボゴタ市当局は先週、市内を9つのゾーンに分けて給水制限を開始。各ゾーンは持ち回りで24時間断水する。

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