◎救助隊は雪が降りしきる中、24時間体制で行方不明者を捜索している。
2024年1月24日/中国、雲南省鎮雄県、土砂崩れが発生した集落(AP通信)

中国南西部・雲南省鎮雄県の山岳地帯で発生した土砂崩れについて、地元当局は24日、これまでに34人の死亡を確認し、10人が行方不明であると明らかにした。

土砂崩れは郊外の人里離れた集落で22日未明に発生。多数の民家が巻き込まれた。

中国中央テレビ(CCTV)によると、救助隊は雪が降りしきる中、24時間体制で行方不明者を捜索している。

緊急事態省は声明で、「1000人以上の救助隊が掘削機、ドローン、救助犬などの助けを借りて現場で作業に当たっている」と明らかにした。

23日に救助された生存者は地元の病院に入院。命に別条はないという。

新華社通信は専門家の話しとして、「土砂崩れは住宅地近くの急斜面で発生し、崩壊幅は100メートル、高さは60メートル、崩壊した地層の厚さは6メートルと推定されている」と報じた。

崩壊の原因は不明。専門家は雨と雪で地盤が緩んだ可能性があると指摘している。

CCTVによると、現場近くの住民約900人が避難を余儀なくされたという。

鎮雄県は北京の南西約2250キロに位置する。

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