◎ケンタッキーフライドチキンの新型ゲーム機「KFConsole」は、ゲームプレイ中に鶏肉を温める。
◎価格および発売日は未定。
ケンタッキーフライドチキン/KFConsole

世界を代表するファーストフードチェーンのひとつ、ケンタッキーフライドチキン(KFC)は、鶏肉を温めるゲーム機「KFConsole」を発売すると発表した。

KFCは声明の中で、「特許を取得したチキンチャンバーのおかげで、ゲームを楽しんでいる間もチキンは冷えず、プレイの合間に熱くてクリスピーなフライドチキンを楽しめる」と述べた。

同社によると、画期的な鶏肉ゲーム機は世界的なハードウェアメーカーが設計し、他のゲーム機と同レベルのソフトをプレイできるという。

なお、同ゲーム機の情報は今年6月に公表されていたが、多くの人が冗談だと思っていた。

KFCの広報担当者、マーク・チーバーズ氏はBBCニュースの取材に対し、「ゲーム機にはコンポーネントから発生する熱を使用してチキンを温める特注の冷却システムが搭載されている」と述べた。

マーク・チーバーズ氏:
「このマシンは、世界最高レベルのスペックのゲームを楽しめる。さらに、プレイ中にチキンを暖かく保つこともできる。素晴らしいでしょう?」

「ソニーやマイクロソフトからハードウェアでチキンを温めたい、カリッと仕上げるヒントを教えてほしいと要望を受ければ、同社は対応するだろう」

KFCはゲーム機の価格、発売予定日などの詳細情報を明らかにしていない。

今年2月、同社とクロックスは本物そっくりのフライドチキンがついた限定鶏肉シューズを発売している。

KFConsoleの広告キャンペーンは今年6月から始まり、ツイッターに投稿された動画は1,100万回以上再生された。しかし、多くの人が「ジョーク」「なりすまし」「何かの間違い」と思っていた。

今回、KFCはゲーム機を開発するために、台湾台北市のPCパーツメーカー、クーラーマスターとパートナーシップを結んだと公表した。

声明によると、「KFConsoleは特注のケーシング、独自の冷却システム、特製チキンチャンバーとゲーム機の統合など、複数の工程を経て誕生した」という。

KFCのチーバーズ広報担当は、「同社はKFConsoleに自信を持っている」と語った。

今年8月、KFCはコロナウイルスの感染拡大および衛生当局のガイダンスを考慮し、「FingerLickin'Good(指をなめるほどおいしい)」というスローガンを見直すと発表した。

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