死因はコロナウイルス、76歳だった

 ラリーガの銀河系軍団「レアル・マドリード」を率いたロレンソ・サンス氏が21日に亡くなった。76歳だった。同氏は1995年からレアル・マドリードの会長を務め、チャンピオンズリーグを2度制すなど、素晴らしい手腕を発揮した。

 サンス氏はマドリード出身、幼少期はサッカーを行っていた。その後、プロのサッカー選手にはならず大学に進学、実業家としての人生を歩み、大成功を収めた。レアル・マドリード会長を務めた期間は丸5年。2005年にはイタリアセリエAの人気クラブ「パルマFC」の買収に挑戦。買収には至らなかったが、年を重ねるにつれ、実業家としての手腕は増していった。

 2006年7月にスペインのクラブチーム「マラガCF」を買収。カタール王族に売却する2010年までの間、会長としてチームを率いた。

 息子のフェルナンド・サンス氏は、「マドリード生まれの父は、レアル・マドリードに情熱を捧げてきました。私の知る中で最も勇敢な人間のひとりです」とコメントした。なお、同氏は元レアル・マドリードのDF、公式戦に250試合以上出場し、スペイン代表にも選ばれた実力者である。

 サンス氏は、銀河系軍団を構成した「ロベルト・カルロス(ブラジル)」「クラレンス・セードルフ(オランダ)」「ダヴォール・シューケル(クロアチア)」などの大物選手を獲得にも尽力した。

 サンス氏の死因はコロナウイルス、集中治療室に収容されていたとのこと。21日時点、スペイン国内のコロナウィルス感染者は約25,000人、死者は1,300人を超えた。

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