◎オーストラリア政府はグーグル、フェイスブック、他のソーシャルメディア企業に、「検索エンジンに表示されたニュースコンテンツに対する費用の支払いを義務付ける」画期的な法律の検討を進めている。
◎グーグルの当局者はオーストラリア議会に対し、「オーストラリアから検索エンジンを削除(撤退)せざるを得ない」と脅迫した。

1月22日、グーグルの当局者はオーストラリア議会に対し、「オーストラリアから検索エンジンを削除(撤退)せざるを得ない」と脅迫した。

オーストラリア政府はグーグル、フェイスブック、他のソーシャルメディア企業に、「検索エンジンに表示されたニュースコンテンツに対する費用の支払いを義務付ける」法律の検討を進めている。

この法律が制定された場合、ニュースや情報をインターネット上にアップロードした企業は、それが「グーグルの検索エンジンに表示されれば」利益を得られるが、グーグル社は余計な費用を支払うことになる。

グーグルオーストラリアのメル・シルバ氏は議会上院に対し、「法律は実行不可能」と述べた。

メル・シルバ氏:
「法制化された場合、グーグルはオーストラリアから撤退せざるを得ない」

「提案が実現すれば、当社は大きなリスクを背負うことになる。オーストラリアでサービスを提供し続けることはできないだろう」

オーストラリア議会は今年、法案を議論する予定と伝えられている。

グーグルの検索エンジンはオーストラリアをほぼ支配しており、政府は法律を制定することで市場競争を促したいと考えている。

政府はグーグル社に対し、「グーグルはニュースや情報を入手したい市民を検索エンジンに誘導し、顧客を獲得する。しかし、市民はニュースや情報がなければ検索エンジンを利用しない。グーグルがジャーナリストに費用を支払うのは当然だろう」と主張している。

インターネット上にアップロードされた情報を削除(非表示)できるグーグル、ツイッター、フェイスブックなどの「力の取り扱いと規制」は世界中で議論されている。ドナルド・トランプ氏のツイッターアカウント削除は世界中で波紋を呼んだ。

シルバ氏は、「法律はインターネットの自由と両立しない」と述べた。

グーグルは、オーストラリアのローカルユーザーが検察した情報に対する結果の約1%をブロックしたと認めている。グーグルはブロックについて、「通信社の価値をテストした」と述べた。

フェイスブックも昨年、法律が制定されれば、「プラットフォーム上でのニュースの共有を停止する」とオーストラリア政府を脅迫している。

アフィリエイト広告
スポンサーリンク