◎報告によると、同社の第4四半期の経常損益は、前年同期比28%増の12.9億ドル(約1,350億円)の黒字だったという。
Getty Images/ツイッター社のジャック・ドーシーCEO

2月9日、ツイッター社は2020年第4四半期を記録的な黒字で締めくくったと発表した。

報告によると、同社の第4四半期の経常損益は、前年同期比28%増の12.9億ドル(約1,350億円)の黒字だったという。

先月初め、同社は約9,000万人にフォローされていたドナルド・トランプ前大統領のアカウントを永久凍結し、物議を醸した。

一部のアナリストは世界に影響を与える巨大アカウントの凍結はツイッター社の業績に一定の影響を与えると予想していた。

ジャック・ドーシーCEOは声明の中で、「私たちは1つのトピックや1つのアカウントに左右されない、とても大きなプラットフォームを構築しました」と述べた。

ツイッター社の第4四半期の結果はアナリストの期待を上回ったが、ユーザー数の成長については予想を下回った。

1月8日、ドーシーCEOはワシントンD.C.議会議事堂で発生した暴動およびその後の対応を理由に、トランプ前大統領のアカウントを永久凍結した。

世界の指導者の中で最もツイッターを愛したユーザーの削除は、「同社の人気に悪い影響を与える可能性がある」という懸念を引き起こした。

しかし、ドーシーCEOは、ユーザーは6,000を超える様々なトピックを閲覧、フォローできると主張したうえで、これらのトピックがこれからも会社を成長させると述べた。

報告によると、ツイッターのオーディエンスの約80%がアメリカ以外のユーザーによるものだという。

ジャック・ドーシーCEO:
「私たちはグローバルなサービスを提供しています。ツイッターを動かしているのはニュースや政治だけではありません。多くのユーザーがツイッターに投稿し、話題を検索し、動画や写真を見ます...」

ツイッターの1日のアクティブユーザー数は前期から500万人増加して1億9,200万人(前年同期比26%増)になった。なお、アナリストは1億9,350万人と予想していた。

広告収入は前年同期比31%増の11.5億ドル(約1,200億円)、広告エンゲージメントの合計は前年同期比35%増だった。

スポンサーリンク