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▽イスラエル中部のいくつかの地域に空襲警報が出た。
イエメン、首都サヌア、フーシ派の戦闘員(Getty Images/AFP通信)

イエメンイラン武装組織フーシ派がイスラエルに向けてミサイルを発射した。イスラエル軍が9日、明らかにした。

それによると、防空部隊がミサイルを撃墜。負傷者や建物被害は確認されていないという。

フーシ派の報道官は声明で「テルアビブ近郊のベングリオン国際空港に向けて極超音速ミサイルを発射し、またイスラエルの重要な標的をドローンで攻撃をした」と主張した。

地元メディアによると、イスラエル中部のいくつかの地域に空襲警報が出たという。

フーシ派は今週初めにもテルアビブに向けてミサイルを発射。ベングリオン国際空港近くに着弾し、少なくとも8人が負傷していた。

イスラエル軍はこれを受け、港湾都市ホデイダやサヌア国際空港などを空爆した。

イスラエルのカッツ(Israel Katz)国防相は9日、フーシ派がイラン製ミサイルを発射したと述べ、最も効果的なタイミングで報復すると表明した。

トランプ(Donald Trump)米大統領は6日、フーシ派への空爆を停止すると発表。ホワイトハウスの記者団に対し、「フーシ派は紅海を航行する船舶への攻撃をやめることで合意した」と語った。

フーシ派はイスラエル軍がパレスチナ・ガザ地区への攻撃を再開したことを受け、紅海やアラビア海、アデン湾などを通過するイスラエル船舶への攻撃を再開すると主張。トランプ氏はこれを受け、フーシ派に対する軍事作戦を開始した。

米中央軍(CENTCOM)は3月15日にフーシ派への攻撃を開始して以来、首都サヌアやホデイダなどを1000回以上空爆。フーシ派はこれまでに300人近くが死亡したと報告していた。

4月18日の空爆では少なくとも74人が死亡、171人が負傷したとされる。

フーシ派は23年10月にガザ紛争が始まって以来、イスラエル領内だけでなく、紅海やアデン湾の船舶を100回以上攻撃した。

この間、フーシ派は2隻の船舶を沈没させ、1隻をシージャックし、少なくとも4人の船員を殺害した。この攻撃は世界の海運を混乱させ、多くの企業がアフリカ南部喜望峰を周回する、より長く、より費用がかかる航路への変更を余儀なくされた。

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