▽スザーノは昨年、米紙パルプ会社インターナショナル・ペーパーの買収交渉に入った。
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ブラジルのパルプ・製紙会社スザーノは9日、、世界的な不確実性を考慮し、より厳しいスタンスを取りながらも、総額30億ドルのM&Aを評価・検討していると明らかにした。
アブレウ(Beto Abreu)CEOは市場の予想を下回る第1四半期(1~3月)決算を報告した後、オンライン会見で、「弊社は包装、ティッシュ、フラッフパルプ、繊維市場などのセクターに関心を持っている」と語った。
スザーノは昨年、米紙パルプ会社インターナショナル・ペーパーの買収交渉に入った。
スザーノは過去数年、買収と生産量拡大を目指してきたが、市場はこの買収計画が同社のレバレッジ比率を悪化させると警戒している。
ロイター通信は先月、情報筋の話しとして、スザーノは米ヘルスケア大手キンバリークラークの国際ティッシュ事業の買収の最終入札者であると報じた。
サンパウロ証券取引所におけるスザーノの株価は9日、1.5%下落した。