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▽280便以上の定期便のうち、予定通り運航できたのはわずか10便にとどまった。
2025年3月9日/ドイツのハンブルク空港(Getty Images/AFP通信)

ドイツのハンブルク空港で9日、サービス労働者の労組「ベルディ(Verdi)」によるストライキが予告なしで行われ、4万人以上の利用客が影響を受けた。

ドイツ通信社(dpa)によると、ハンブルク空港の旅客サービスや貨物・物品検査などの分野で働く組合員は9日早朝にストを通知したという。

この結果、280便以上の定期便のうち、予定通り運航できたのはわずか10便にとどまった。

ベルディは先週末、全土の13の空港で10日に一斉ストライキを行うと発表していた。

ハンブルク空港は声明で、「突然の決定に困惑している」と述ベ、ベルディを非難した。

また同空港は「労働争議と何の関係もない数万人の旅行客が影響を受けたことを遺憾に思う」と述べた。

ベルディはこの批判を一蹴。「組合員にはストを行う権利があり、会社に最大限の圧力をかけるために、ストを1日前倒ししただけだ」と主張した。

ベルディは数ヶ月前から賃上げ、労働環境の改善、有休の増加、ボーナスの50%増加、従業員の定期健康診断のための医師選択の自由などを会社側に要求してきた。

10日のストはミュンヘン、フランクフルト、首都ベルリンのブランデンブルクなど、全13空港で予定されている。

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