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▽首都パナマシティに到着した移民たちは自由に移動して良いと警備隊に説明を受けた。
2025年3月8日/パナマ、首都パナマシティ、米国から強制送還された移民たち(AP通信)

中米パナマ当局は8日、数週間にわたる訴訟と人権批判を受け、米国から強制送還された数十人の不法移民を解放した。

当局は前日、不法移民の一部に対し、安全保障上の理由から母国への帰国を希望しない場合、パナマに最長90日間滞在できる一時的な許可証を発行すると明らかにしていた。

現地メディアによると、当局は移民たちに30日間パナマに滞在できる許可証を付与。必要であれば60日間延長できるという。

首都パナマシティに到着した移民たちは自由に移動して良いと警備隊に説明を受けた。

しかし、その多くが途方に暮れ、困っているように見えた。彼らは米国で働きたいと思っていた。

パナマ政府はトランプ米政権と協力し、移住を望む人々に「抑止のシグナル」を送りたいとしている。

移民を支援する人権団体や弁護士はパナマシティのバスターミナルで待機し、解放された移民にシェルターやその他リソースを見つけるために奔走した。

バスを降りた人々の中にはパキスタンやイランでの暴力や弾圧から逃れてきた人々や、LGBTQ+(性的少数者)への弾圧から逃れてきたロシア人が含まれていた。

パナマは米国と協定を結び、米国から強制送還された第三国からの移民を受け入れ、その本国送還や再定住をサポートしている。

トランプ(Donald Trump)米大統領は不法移民とフェンタニルによる「脅威」を理由に、国際緊急経済権限法(IEEPA)に基づく国家非常事態を宣言。メキシコ国境に軍を展開し、軍用機で不法移民を送還するなど、様々な移民対策を導入している。

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